日本ビュッヒ(東京都台東区)は、食品や飼料の成分分析用途に開発された堅牢で投資効果の高い卓上型の近赤外分析計「ProxiMate」を発表した。
新製品は、製造現場での使用を念頭に設計。IP66準拠の防塵・防水性、耐振動性に加え、洗浄剤などの化学物質に対する強い耐性を備えているとともに、衛生面を考慮し、洗浄しやすい構造となっている。
検量線モデルを完全自動で作成および更新可能なAutoCal機能の採用により、専門知識がなくても簡単に成分分析のための検量線の作成が可能。また、直感的なタッチスクリーン操作で測定や結果を確認できる。
さらに、測定結果レポートは容易にカスタマイズ可能。既存の同社製近赤外分析計や他社製装置のスペクトルデータを移設してモデルを再利用することもできる。
その他、上面照射モードを利用することで、プラスチックシャーレでも測定可能。ペレットのような不均一なサンプルの測定用に大容量測定容器も用意している。
検出器は可視光用も取り付け可能で、併用することで成分分析値に加え、色や焦げ具合の情報も同時に取得できる。
全ての装置は出荷時に標準化されているため、複数の装置で同じ測定結果を得ることが可能。