オリエンタルモーター 新電動シリンダ発売 ボールねじ一体化実現

オリエンタルモーター(東京都台東区)は、ボールねじをステッピングモーターに組み込んだ直動機構のアクチュエータ「DRシリーズ」を6月20日から発売した。販売目標は3年後シリーズ全体で月1000台。

新製品は、取付角寸法28ミリメートルのコンパクト電動シリンダ。中空ローターとボールねじのナットを一体化することで連結部品を不要としている。また、カップリング剛性など、部品の組み合わせによるバックラッシの影響を抑えることができ、精度の高い位置決めを実現する。

機構はテーブルタイプとロッドタイプを用意。テーブルタイプはシリンダに負荷を固定できるガイドを付けた製品で、負荷の直接取り付けが可能。ロッドタイプは装置に直接組み込んでの使用や、負荷搬送用ガイド部にコンパクトな推力として使用できる。

さらに、バッテリレスアブソリュートセンサを採用した「AZシリーズ」、および高トルク・低振動の「PKPシリーズ」を搭載した製品をラインアップ。搭載モーターごとに複数種類のドライバを選択することができる。

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