三菱電機は7月2日、東京・秋葉原にFA機器や産業用ロボットを常設展示し、トレーニングやデモテストなどを体験できる「東日本FAソリューションセンター」(東京都台東区台東1-30-7秋葉原アイマークビル1階)をオープンした。東日本の顧客を中心に1年間で1万人の来場を目指す。
FAシステムなど総合力の場に
同センターは、FAの基礎から応用までを学べるトレーニングスクールに、製品やロボットアプリケーション、ソリューションや導入事例などを見ることができるショールームと、実際にそれらを試せるテストエリアを加え、「見る・学ぶ・試す」が一カ所で体験できる施設としてオープンした。
「見る」ショールームでは、産業用ロボットとFA機器で業種・工程別に構築した自動化ソリューションの実機展示に加え、e-F@ctoryを支える技術と導入事例の紹介、FA製品と配電制御機器とソリューションを展示している。業種・工程別自動化ソリューションでは、食品業界、自動車業界、電子機器業界の3つにスポットを当てたシステムをデモ展示している。またフューチャーソリューションとしてAIを活用したデモも行っている。
「試す」テストエリアは、ロボットとセンサ、FAシステムの3種類・4部屋のデモルームを完備。ロボットやレーザー変位センサ、ビジョンセンサ、照明、レンズ、さらにはシーケンサや表示器、サーボモータ等の実機で動作検証ができる。
「学ぶ」トレーニングスクールは、新たに2部屋増えて6部屋体制となり、より多くの人が参加できるようになっている。
FAシステム事業本部の三条寛和機器事業部長は「ものづくりをここから加速させていくことをコンセプトとし、秋葉原に総合力を体験できる施設として開設した。AIや表示器、配電制御機器など全てを組み合わせて自動化を学んでもらえればと思っている」と話している。