アールエスコンポーネンツ(横浜市保土ヶ谷区)は、特定無線設備の技術基準に適合した「Raspberry Pi3 Model B+」の販売を6月27日から開始した。価格は150個Bulk品が63万8315円。
新製品は、ラズパイシリーズの普及モデル「Model B」の後継。基本性能の向上に加え、SDカードが不要なネットワークブートやイーサネットケーブルで電源供給できるPoEに対応し、コンセントのない環境への設置や、OSの一元管理が可能となっている。
プロセッサは放熱性能が改善されたBroadcom製BCM2837B0を搭載。CPUクロックは1.4GHzで旧モデルより10%以上アップしている。
また、LPDDR2 SDRAMメモリ1GBおよびサイプレスセミコンダクター製の最新の無線チップを搭載し、有線LAN通信速度を最大300Mbpsに強化。2.4GHz/5.0GHzデュアルバンドWi-Fi IEEE802.11acや低消費電力通信モードBLEのBluetooth4.2を利用できる。
なお、基板設計は従来通りで、既存の周辺機器やケースを利用可能。