西菱電機 IoTスターターキット 現場を「見える化」

西菱電機(大阪市北区)は、「Seiryo Business Platform(SBP)」のIoTサービスの第一弾として、「IoTスターターキット」の提供を7月2日から開始した。

新サービスは、同社がICTソリューション企業としてこれまで培ってきた情報通信システム事業と情報通信端末事業での知見を生かし開発。「IoTスターターキット」は、センサーブロック6種類セット(温湿度、照度、加速度、反射、距離、電流)、スマホゲートウェイ、1年間のダッシュボードの利用で、料金は年9万円となっている。

「IoTダッシュボード」は、すべてのIoTデバイスのハブとなり、さまざまなものを「見える化」。同社が2017年から実施している生産現場における稼働状態をリアルタイムに収集・蓄積し、稼働率収集のデータ化を図る実証実験では、設備機械に設置した反射センサー、距離センサー、電流センサーで計測したデータから稼働・段取作業中・非稼働に分類して蓄積させることで、稼働率および稼働状態を精緻に把握することに成功している。

SBPは「モノのインターネット」と「現場コミュニケーション」を1つのプラットフォームでつなぐことで現場の改善に必要な「人やモノの見える化」とチーム内の「コミュニケーション強化」を促進するサービス。同社は今後、同サービスを拡大していく。

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