〜マルチカメラ、マルチデバイス使用の ハイエンドマシンビジョン・オートメーションシステムに向けた新提案〜
HPCシステムズ(東京都港区)は、AMD EPYCサーバー・プロセッサーを搭載する産業用途向けコンピューター「IPC-EPR1000」の販売を2018年7月10日から開始します。
▲IPC-EPR1000
近年のマシンビジョン分野では、カメラやセンサー類などを多数使用するニーズが増え、このニーズを実現するためには、処理性能の高さに加えて複数のフレームグラバーボードやデジタルI/Oボードなどの拡張ボードを高速に利用できるコンピューターが必要です。
また、CoaXPressなどの高速カメラインターフェースを採用したグラバーボードはPCI-Express x8レーンなど広い帯域を必要とし、複数搭載するためにはPCI-Expressレーンを多く持つコンピューターが必要です。
高速かつ多くのPCI-Expressレーンを実現しようとすると従来のコンピューターでは、PCI-Expressレーン数の仕様制限の都合上シングルCPUでの実現が難しく、デュアルCPU化や1台のコンピューターでの運用を諦め複数台に変更することで実現していました。
その結果、コンピューターのコストが増加、実際に組み込まれる最終製品の価格競争力に大きな影響を与えています。
AMD EPYCシステムオンチップ(SoC)を採用した最新の産業用途向けコンピューターIPC-EPR1000は、優れたハードウェア設計により高いコストパフォーマンスを提供し、お客様の製品・ビジネスの市場競争力に貢献します。
・4Uラックマウント筐体に最大32コア/64スレッドのAMD EPYC(TM)プロセッサーを1基搭載
・DDR4-2666 8チャネルの高速アクセスメモリを最大1TB搭載
・1CPUで最大128レーンまでのPCI-Expressバスをサポート
・搭載するすべてのPCI-ExpressスロットはCPU内蔵のPCI-Expressコントローラーに直接接続し最高速度で動作
・ニプロン社の国産・高品質な産業コンピューター向け電源を搭載
IPC-EPR1000は、CPUスペック(コア数およびクロック)やメモリ容量、ストレージの種類や容量など柔軟なカスタマイズに対応、適したコストでの導入をサポートします。