村田製作所、IoT技術を活用して工場設備の非稼動要因を見える化する生産性向上ソリューション「m-FLIP」を9月1日から販売

村田製作所(京都府長岡京市)は、工場の生産現場における設備の非稼動要因を見える化し生産性を最大化するソリューション「m-FLIP(エム・フリップ)*」を2018年9月1日から販売します。

また、当社は7月18日(水)~20日(金)に東京ビッグサイトで開催される「プラントメンテナンスショー」に本ソリューションを出展します。

 

m-FLIPは、工場内の設備稼動データを収集し、設備の非稼動要因を見える化するソリューションです。その原型となるソフトウェアは村田製作所内で開発され、10年以上の利用実績があります。現在では、海外工場を含む20以上の自社生産拠点で利用されています。

労働人口が減少し、人手不足が深刻になっている昨今、工場では生産性の向上が重要課題となっています。このような社会の状況を踏まえ、村田製作所では自社で利用してきたこのソフトウェアを自社以外の企業でも活用していただくため、生産性向上ソリューションm-FLIPの販売を開始します。

インダストリー4.0やIoTの普及といった生産現場の流れのなかで、生産設備が高度化しています。そこに、当社が今まで培ってきた改善実績に基づくアドバイスを提供することが、このソリューションm-FLIPの付加価値です。

 

m-FLIPの概要

m-FLIPは、製造装置の稼動率をIoT技術と当社の改善活動ノウハウで最大化させるソリューションです。

生産設備が「チョコ停(設備がはっきりしない理由で、しばしば短時間停止すること)」、段取り、点検、故障、休憩などの理由で停止するのを見える化します。そして、改善できる粒度まで停止要因を細分化します。

 

システム構成

m-FLIPのシステムは、図のようにデータ収集、データ蓄積・管理、データの見える化と、見える化したデータの活用支援サービスで構成します。

見える化機能として、月報、ガントチャート、リストアンドン、レイアウトアンドン(アンドン+位置情報)を備えています。

村田製作所は、こうした自社ノウハウを活用した生産性向上ソリューションを提供することにより、日本のモノづくりの発展に寄与していきます。

m-FLIPについてはこちらもご参照ください。

* m-FLIP:Murata Factory Line Integration Platform

参考:村田製作所「IoT技術を活用して工場設備の非稼動要因を見える化する生産性向上ソリューション『m-FLIP』を9月1日から販売」

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