ヘルツ電子は、「工具(ツール)を用いた作業トレーサビリティを確保したい」というお客様向けに、 “工具(ツール)のIoT化”ポカヨケツール (*1)の新商品として「生産工程支援ソフトウェア for ポカヨケツール POKAYOKE plus / POKAYOKE plus Viewer」を、2018年9月中旬に発売いたします。
POKAYOKE plusは、弊社のLAN接続可能なポカヨケ用受信機(TW-800R-SCL(*3)又は「LAN接続タイプ ポカヨケ用受信機 TW-800R-EXL」)と組み合わせてご利用いただけるWindows対応アプリケーションです。
POKAYOKE plusを通じて、ワーク(*2)毎の作業実績の記録・保存や、複数工程にまたがるポカヨケシステムを容易に構築できます。また、カウント機能のみを抜粋した「POKAYOKE plus Viewer」は、TW-800R-EXLと組み合わせることで、最大16か所でのポカヨケを可能にします。
今後もポカヨケツール商品群のラインナップを拡充し、お使いの“工具(ツール)のIoT化”のお手伝いを通じて、世界中の生産現場の品質向上・生産性向上に貢献して参ります。
生産工程支援ソフトウェア for ポカヨケツール POKAYOKE plusの主な特長
POKAYOKE plusは、組立工程・加工工程・プレス工程などの工具(ツール)を用いた生産工程で、「工具(ツール)を用いた作業トレーサビリティを確保したいとお考えのお客様」のため、弊社のLAN接続可能なポカヨケ用受信機(TW-800R-SCL(*3)又は「LAN接続タイプ ポカヨケ用受信機 TW-800R-EXL」)と組み合わせてご利用いただけるWindows対応アプリケーションです。
また、カウント機能のないポカヨケ用受信機であるTW-800R-EXLと連携する場合は、作業現場にPOKAYOKE plus Viewer(POKAYOKE plusのカウント機能のみを抜粋したWindows対応アプリケーション)をインストールしたWindows PCを設置することで、最大16か所でポカヨケが可能となります。
1.作業トレーサビリティの確保・・・複数工程に設置されたTW-800R-SCL又はTW-800R-EXLを介して、ワーク(*2)毎の作業実績(作業回数やジャッジ結果)を記録・保存することができるとともに、“FAIL”が発生しているワークやワーク毎の作業実績状況をリアルタイムに把握できるため、ポカが発生した工程への速やかな対処が可能となります。
2.複数工程にまたがるポカヨケ可能・・・TW-800R-SCLと連携する場合(*3)、POKAYOKE plusから複数工程に設置されたTW-800R-SCLに対して、ワーク実行指示や作業回数のカウントアップ設定等を行うことができます。
1ワークに最大8か所に設置されたTW-800R-SCLを登録することができるため、最大8台の工具を用いた作業に対するポカヨケが可能となります。なお、登録できるワークの数は無制限です。
3.PCでもカウント機能を実現(POKAYOKE plus Viewer)・・・カウント機能のないポカヨケ用受信機であるTW-800R-EXLと連携する場合、作業現場にPOKAYOKE plus ViewerをインストールしたWindows PCを設置することで、最大16か所でポカヨケが可能となります。
POKAYOKE plus Viewerは、POKAYOKE plusのカウント機能のみを抜粋したWindows対応アプリケーションであり、POKAYOKE plusからのワーク実行指示に基づき動作し、ワークの作業内容の表示や作業回数・ジャッジ結果の表示を行います。
1ワークに最大8台の工具を登録することができるため、最大8台の工具を用いた作業に対するポカヨケが可能となります。なお、登録できるワークの数は無制限です。
(*1)ポカヨケツールは、経済産業省とRRI(ロボット革命イニシアティブ協議会)が中堅・中小製造業が簡単に低コストで使えるIoT ツールとして認定した「スマートものづくり応援ツール」に採用されております
(*2)ワークは、「1台から複数台の工具を用いた作業内容」を意味し、例えば、「バッテリーツールで10回作業、チェックペンSで3回作業、検印スタンプで1回作業」という内容が登録されます
(*3)TW-800R-SCLは「スタンドアロンモード」と「アプリ連動モード」の2つの動作モードを選択できます。TW-800R-SCL単体でご利用の際は「スタンドアロンモード」を、POKAYOKE plusと組み合わせてご利用の際は「アプリ連動モード」を選択していただきます