安川電機、瀋陽の工場を増設 サーボモータの生産強化

安川電機は、中国の安川電機(瀋陽)で増設を進めていた第3工場が竣工し、瀋陽市副市長ら政府関係者を招いて6月29日に現地で竣工式を行い、操業を開始した。

第3工場の延べ床面積は1万5700平方メートルで、第1工場(延べ床面積は1万平方メートル)、第2工場(同)と合わせて約3万5000平方メートルの広さとなる。

瀋陽工場では現在、サーボモータ/サーボアンプ、ロボットコントローラ、工作機械用主軸モータなどを生産しており、サーボモータ/サーボアンプは月産15万台であるが、第3工場稼働に伴い2018年度末には同17~18万台に引き上げ、19年度末には同20万台を目指している。

また、生産能力の増強では「見える化」をコンセプトとした最新の生産管理システムの導入により生産状況のリアルタイム管理を実現するとともに、将来的には埼玉県入間市のマザー工場で導入を進めている次世代生産工場「ソリューションファクトリー」と連携したグローバルな生産情報を共有できる体制を確立していく。

さらに開発体制においては、これまで施設内の2カ所で行っていた開発機能を第3工場に集約し、開発力の向上と効率化を推進。顧客のニーズにタイムリーに応える製品開発を加速する。

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