TOWAは、オムロンの子会社であるオムロンレーザーフロント(相模原市中央区、小林光生代表取締役社長)の株式をオムロンから取得し、連結子会社化する。株式譲渡実行日は8月1日の予定。
TOWAは、半導体モールディング装置のリーディングカンパニーで、2014年に「ものづくり企業の真価に挑む」をテーマに掲げ、“既存事業の伸長・市場シェアアップ”と“コア技術の応用展開による「新たな市場」の創造”により、10年後には売上高500億円、営業利益率16%の達成を目指す長期経営ビジョン「TOWA10年ビジョン」を発表している。
一方、オムロンレーザーフロントは、国内におけるレーザ複合装置の草分け的存在で、レーザ発振器から加工装置化までの蓄積した一連の技術は国内有数。設計から製品化まで自社での対応ができ、高品質の保守・メンテナンスでも顧客からの信頼を得ている。
TOWAは、オムロンレーザーフロントが有するレーザ関連技術と同社が有する半導体製造の後工程技術を融合させることで、コア技術を応用展開した新たな市場への取り組みを目指すとともに、営業基盤を引き継ぐことにより収益機会の拡大を図る。さらに、レーザ複合装置を新しい事業として位置づけ、ビジネス分野の拡大および新市場の創出、技術者の相互交流など多くのシナジー効果を発揮し、企業価値の向上を目指していく。