台湾・Moxaは、インダストリアル・インターネット・コンソーシアム(IIC)への積極的な参加と、TSN(Time-Sensitive Networking)テストベッドへの正式加入を発表した。
IICは産業用インターネット(IIoT)の活用推進を目的としたグローバル団体。TSNは、プロセス/マシン制御など、閉ループ制御要件を満たすために低通信遅延と低ジッタが極めて重要な工業用アプリケーションで鍵となる技術で、同社は革新的な産業用コネクティビティのテクノロジーとソリューションの開発に向けた継続的コミットメントの一環として、同テストベッドの他の業界リーダーと協力し、運用環境を模した試験用プラットフォームであるTSNの相互運用性を厳格にテストし、市場投入前に安定した信頼性の高い実装の実現に取り組む。
今回の発表について、同テストベッドのメンバーであるB&R Stefan Schoneggerグローバルマーケティング部長は「MoxaがIICのパートナーとなり、TSNイニシアティブやOPC UAテクノロジーに関与することは、産業用IoT接続性のグローバルな統合に向けた重要なステップだ」と期待を述べている。
同社Andy Cheng戦略ビジネスユニット主席は、「TSNテストベッドへの参加は、相互運用可能な基準の開発に貢献し、IIoTの可能性を広げる方法の一つ。今後もTSNとスマート製造業界の進化を支援する機会を追求していく」とコメントしている。