パナソニック オートモーティブ&インダストリアルシステムズ社は、視認性の悪い夜間でも250メートル先の物体を検知できるTOF方式長距離画像センサを開発した。
暗闇のモノは光が弱く見えにくく、暗闇の小さなモノは検出しにくく、暗闇の遠方の人やモノは距離や位置が分からないという課題があり、従来のステレオカメラやLiDARでは難しいとされていた。
同社はそれを、光電変換領域と増倍領域、信号蓄積部を積層して構成したAPD画素を使った25万画素の画像センサと、最短10ナノ秒の単パルスを使って近距離から長距離まで複数の距離レンジを合成して画像化する独自のTOF方式で解決した。