日本ロボット工業会(JARA)は、2018年4〜6月期[会員ベース]のロボット統計受注・生産・出荷実績を発表した。なお、サービスロボットは調査対象外としている。
17年の年間の集計結果は、国内需要が堅調であったことに加え、輸出はそれ以上の大幅な伸びを示した。会員と非会員を含めた年間受注額は前年比27.8%増の9,447億円、生産額は同24.8%増の8,777億円と、それぞれ過去最高となった。
18年1~3月期も受注・生産・総出荷各項目でプラスとなっている。
18年4~6月期は、受注台数、額ともに前年同月比プラスとなった。受注台数は6万613台(前年同月比6.7%増)で11四半期連続のプラス、受注額は2126億円(同3.8%増)で8四半期連続のプラスとなった。
生産台数は5万8031台(同4.6%増)で20四半期連続のプラス、生産額は1841億円(同6.2%増)で8四半期連続のプラスに。生産台数、額ともに四半期ベースで過去最高となった。
国内出荷台数は1万67台(同16.9%増)で5四半期連続のプラス、国内出荷額は433億円(同6.2%増)で19四半期連続のプラス、輸出台数は4万6711台(同0.4%増)で20四半期連続のプラス、輸出額は1447億円(同6.6%増)で7四半期連続のプラスとなり、国内出荷台数、総出荷台数は四半期ベースで過去最高となった。
国内出荷の内訳は、電気機械産業向けが3000台(同6.8%増)で6四半期連続のプラス、自動車産業向けの国内出荷台数は3105台(同17.8%増)で4半期連続のプラスとなった。
輸出の内訳は、電子部品実装用の台数が3891台(同16.0%増)で8四半期連続のプラス、輸出額は604億円(同19.6%増)で7四半期連続のプラスとなった。溶接用は主要輸出先のアメリカと中国向けが減少したため、輸出台数は9883台(同4.9%減)で6四半期ぶりのマイナス、輸出額は250億円(同0.5%減)で6四半期ぶりのマイナスとなった。