経済産業省は、スタートアップ企業等によるハードウエアの量産化に向けた試作・設計をサポートするための拠点整備に対して補助金を出す「グローバル・ベンチャー・エコシステム連携加速化事業費補助金(スタートアップファクトリー構築事業)」について38事業を選出した。
3Dプリンタの登場やメイカーズムーブメント等を経て、スタートアップ企業がソフトウエアだけでなくハードウエアを作り始めている。しかしながらハードウエアの場合、製品を量産しなければならず、ここには多額の資金とノウハウが必要となり、それが障害になっていた。それを解消するための施策として、量産化のための施策や設計を支援する拠点を「スタートアップファクトリー」と定め、拠点整備プロジェクトに対し補助金を支給する。
選ばれたのは、パナソニックや富士通、シャープのほか、DMM.com、リンカーズなど。東北と関東、関西、九州と各ブロックに複数拠点が置かれることとなる。