安川電機は、子会社の安川電機(中国)が、中国の奇瑞汽車グループに属する瑞鵠汽車模具の完全子会社である安徽瑞祥工業(瑞祥工業)と、自動車の自動化生産設備の製造・販売において資本提携する契約を7月18日に締結した。
中国における自動車生産台数は拡大を続け、そのようななか、電気自動車(EV)に対する需要が今後も増えることが見込まれており、各自動車メーカーでのロボットによる自動化に対する設備投資が期待される一方、そのニーズは多様化している。
瑞祥工業は、金型、治具、車体溶接設備等のロボットを使った自動車生産用設備の製造・販売を行う事業を展開し、すでに自動車メーカーに対して生産管理や販売ルートに優位性を持つシステムインテグレータ。産業用ロボット技術に強みを持つ安川電機は、同社と協業することで中国市場において多様化する顧客のニーズに対し新たな提案を行っていく。
瑞祥工業は2003年設立。従業員は約300人。