アジレントテクノロジーは、ガスクロマトグラフ、液体クロマトグラフなど製品の機能強化やラボのスマート化など、ラボの働き方改革をテーマとしたサービスの展開強化に力を注いでいる。
液体クロマトグラフの新製品となる「InfinityⅡ Prime LC」はコストパフォーマンスに優れたプレミアムHPLC。カラムやメソッド変更を自動化する機能を搭載し、手作業によるエラーを削減。昼間に研究開発や設定を行い、夜間に自動で分析するような提案を行っている。
また、欧米、中国では装置をネットワークに接続し、ラボ全体がつながっているスマートラボが一般的だが、日本では装置1台に対して1台のPCが接続され、ネットワークにつながっていないスタンドアロンのものが並んでいる状態。運用管理面で手間やコストが発生し、スマート化が求められている。
それに対し同社は、各装置をネットワークにつなぎ、サーバー上のソフトウエアで制御とデータ活用ができるOpenLab CDS2ネットワークシステムを提供することでラボのネットワーク化と高度化を促進している。
9月5日からはじまるJASIS2018では、これらの製品やサービスを出品。技術セミナーなども行う予定となっている。