〜金型業界を支援する「ものづくり」に最適なソリューションを提供〜
日本ユニシス・エクセリューションズは、3次元統合CAD/CAMシステム「CADmeister(キャドマイスター)」の新バージョンV13.0を2018年8月下旬から販売開始します。
「CADmeister」は2005年7月に販売を開始し、これまでに国産唯一の3次元統合CAD/CAMシステムとして金型メーカーを中心に累計で30,000シート以上採用されています。今回リリースするV13.0で強化された主な機能は以下のとおりです。
【3次元設計標準化支援機能】
流用性のあるモデルや部品などのモデリングを効率化するため、Microsoft Excel2010以降との連携や形状ライブラリ機能を新たに追加しました。
■Excel連携機能
「CADmeister」とExcel間でパラメトリック寸法(注1)の値を双方向で共有することができるようにしました。これにより雛形設計や検図ツールとして活用することが可能です。
【金型設計専用機能】
プレス金型設計、樹脂金型設計向け機能を強化し金型専用機能の充実を図っています。
■コーナー部逃がし形状作成機能(プレス金型向け)
刃材にバックアップを設置する際、コーナーに逃がし部を簡単に作成することが可能です。
■パーティング面作成機能(樹脂金型向け)
簡単な操作でパーティングライン(PL)(注2)からパーティング面まで作成することが可能です。
【曲面加工自動化機能】
曲面加工自動化機能を新たに追加しました。
■曲面加工自動化
形状特徴に応じた加工エリア分割を行い、エリア毎に最適な加工パス(注3)を生成します。製品毎に標準手順を作成することにより曲面加工の自動化が可能です。
日本ユニシス・エクセリューションズは今回の「CADmeisterV13.0」販売において、すでにCADmeisterを導入しているユーザーを含め、今後1年間で約5,300ライセンスの出荷を見込んでいます。
日本ユニシス・エクセリューションズは、今後も業界動向やユーザーの声を反映しながら「CADmeister」の機能強化を積極的に推進し、ユーザー企業の国際競争力の維持拡大、設計/生産業務のさらなる効率化に貢献していきます。
注1:パラメトリック寸法
モデルの寸法を可変可能な値として定義し、寸法値を変更することでモデルを変形させる。
注2:パーティングライン(PL)
金型の固定側型板と可動側型板の分割線。
注3:加工パス
CAMシステムで表現される加工時の工具の移動軌跡。
※CADmeisterは、日本ユニシス・エクセリューションズ株式会社の登録商標です。
※その他、記載の会社名および商品名は、各社の商標または登録商標です。
※関連URL:
3次元統合CAD/CAMシステム「CADmeister」
http://www.excel.co.jp/cadmeister/index.shtml
出典:日本ユニシス・エクセリューションズ「3次元統合CAD/CAMシステム『CADmeister』の新バージョンV13.0を提供開始」