イグス(東京都墨田区)は、垂直型専用の新型ガイドチャンネル「ガイドライトGLV」を開発した。
従来の一般的なガイドチャンネルは板製のカバー型のため、取り扱いや取り付けに手間がかかり、エナジーチェーン(ケーブルキャリア)の運転音が反響するということがあった。
新製品は、板で覆うことはせず、さ2000ミリメートルの樹脂製開放型ガイドレールを採用。開放型の構造により反響音が低減し、エナジーチェーンが秒速7メートルで速運転する場合でも運転音は低く抑えられる。さらに、優れた振動吸収性と、片手でできる特殊ねじをレールの固定に採用しているため、ねじ受け具が不要となっている。
また、部品の落下などによりケーブルまたはエナジーチェーンが損傷した場合も、開放型ガイドチャンネルでは迅速な損傷箇所の発とアクセスが可能。そのため、修理作業が素早く容易にえる。樹脂製レールの採用でチャンネル全体の軽量化と、搬送コストが低く抑えられることも可能となっている。