昭電(東京都墨田区)は、雷害対策の新製品、通信用SPD「ANS-CAT6」を開発、7月から発売した。
近年、地球温暖化などの影響でゲリラ豪雨と呼ばれる激しい雷雨が多発し、それに伴い落雷数も増加傾向となっている。ネットワークカメラの普及、LANケーブル、通信機器の技術進歩と低コスト化に伴い、通信速度の早いPoEがさまざまな箇所に普及しており、これらの機器が雷害に合うリスクが高まっている。
このため、総合安全企業である昭電は、LANなどのネットワーク回線から侵入する雷サージに対し、ネットワークカメラや通信機器などを保護する新製品を開発。同社の従来品である通信用SPDの上位モデルとして、より高速伝送に適したカテゴリー6対応、電源線が不要となるPoE給電対応、SPDの故障表示および警報接点出力を備えたハイエンドモデルとなっている。
保護対象は、ネットワークカメラ、HUB、ルーター、ネットワーク機器など。