安川情報システム(北九州市八幡西区)は、同社が提供するAIを使った故障予知サービス「MMPredict」のモータモデルを開発。8月20日より提供を開始した。これにより設備や装置などのモータの動きから、装置の故障を高精度に予知できるようになる。
開発品は、短い周期で収集したデータを現場のエッジPCで加工後、一日に数回、クラウド上で独自のモータ専用分析アルゴリズムを使用して故障予知を行うシステム。このアルゴリズムを標準搭載することで、顧客専用のアルゴリズムの初期開発が不要となり、短期間で故障予知サービスを導入することが可能となる。
また、MMPredictシリーズの最大の特長は「使いながら育てる」こと。特許出願中の「知見追加学習機能」を使い、AI分析結果に人の知見を追加して学習させ、分析に用いる正常モデルを強化し、予知の精度を向上。長く使うほど、最適化されたモデルへと成長させることができる。