独・フエニックス・コンタクトと、ドイツメッセ・テクノロジーアカデミー(ハノーバー)は、従業員の技能認定教育について、今後積極的に協業していくことで合意した。
ドイツメッセ・テクノロジーアカデミーでは、テクノロジーアカデミーのトレーニングセンターで、製造業の生産方法を根本的に変革させるとみられる技術・サービスとして、ロボット工学、オートメーション、インダストリー4.0、3D印刷、VR(仮想現実)、AR(拡張現実)をテーマに挙げて教育を実施している。
今回、フエニックス・コンタクトとは、インダストリー4.0に伴うデジタル化において必要となる、スキルや知識を従業員に教育することで協業した。
ドイツメッセ・テクノロジーアカデミーのトーマス・リルケCEOは、工業地域の開発や発展のために適格な労働者の重要性を強調し、「これからは、知識を共有する準備ができている者だけが、持続可能な成功と利益を得る」と述べている。
また、フエニックス・コンタクトのローランド・ベント最高技術責任者(CTO)は「当社はワールドワイドなインダストリアルアカデミー設立のために、ノウハウや最先端のオートメーションのソリューションで貢献したい。エネルギー消費率を大幅に削減し、生産プロセスを合理化できる分野が多くあり、現実的で実践的な研修で、研究所を共同で設計し構築していく」としている。
なお、インダストリアルアカデミーは、中国、シンガポール、南アフリカ、トルコでも活動し、地域内で専門知識を提供した最先端技術を広める活動を行っている。