ハーティング(横浜市港北区)は、モジュラー型産業用コンピュータMICAシリーズのIO-Link接続用モデル「MICA IO-Link/COM」を9月3日から受注開始する。
MICAシリーズは、手のひらサイズのコンパクトな設計に、堅牢なアルミダイカストハウジングで防塵防水性IP67、鉄道用に対応する耐衝撃、耐振動性を備えたモジュラー構造の小型コンピュータ。3つの基板で構成されており、1枚目は電源I/Oボード、2枚目はCPUボード、3枚目の基板はユーザーが自由にカスタマイズすることができる。このカスタマイズ基板にオープンネットワーク接続機能やUSB接続機能、RFIDリーダー機能などを搭載したモデルを用意している。
新製品は、MICAシリーズにIO-Link接続機能を追加した新モデル。センサやアクチュエータをフィールドネットワークに接続するゲートウェイとして機能すると同時に、これらのIO-Linkデバイスから情報を取得、保存、分析し、クラウドに送ることができる。
OSはLinuxを採用し、近年、利用が広まっている無償提供のオープンソースソフトウエアと組み合わせれば、製造現場にIoTを低コストで導入することが可能となる。