アマダホールディングスは、米国の切削機械メーカー、マーベルマニュファクチャリング(ウィスコンシン州)の全株式を取得し、8月8日に完全子会社とした。マーベル社は同日付でアマダ・マーベル社に社名を変更した。
マーベル社は、100年以上にわたり北米地区で切削機械・器具やブレードの製造、販売を手掛けてきた老舗メーカー。アマダグループは、今回の買収で軽量形鋼用のバンドソーを新たに商品ラインアップに加えることにより、北米におけるバンドソーの売上高が第1位メーカーとなる。
今後は、竪型チルトバンドソーの専用ブレードを日本で開発し、北米でアマダ・マーベル社が販売するほか、北米以外の地区でもアマダグループの現地法人を通じて販売するなど、グループの開発・営業基盤を生かして切削事業をグローバルで拡大していく。
同社は今回の買収を通じて、グループの切削事業の売上高を2021年度までに、17年度の340億円から1.5倍の500億円に拡大することを目指す。