ヘルツ電子(浜松市北区)は、生産ラインで発生したトラブルへの即時対応や、トラブル履歴を分析したいというユーザー向けに、ワイヤレス呼び出し装置「LAN接続タイプ アンドン用受信機WCL-426R(日本市場向け)/WCL-920R(北米市場向け)」を、9月3日から発売する。
新製品は、作業場所や機械に設置した送信機からのトラブル発生連絡をワイヤレスで受信。遅れ防止のためのリリーフマン呼び出し、供給部品切れ防止のためのフォークリフトやAGV等の呼び出し、AGVや加工機等の機械からの異常通知など、生産ラインのトラブル発生連絡をリアルタイムで受信し、LAN経由で外部出力が行える。PC・タブレット・クラウド上のアプリケーションで、トラブル発生情報を活用・分析し、生産ラインの稼働状況の可視化や改善に役立てることができる。
WCL-426Rの通信距離は、屋内約120メートル、見通し約300メートルで、最大8台の中継器を使用し多段中継することで、通信距離を約1キロメートルまで延長できる。WCL-920Rは、屋内約500メートル、見通し約1キロメートルのスタンダードモードと、屋内約1キロメートル、見通し約2キロメートルのロングレンジモードがある。