高・低温の広領域で機能発揮
キムラ電機は、創業90周年を迎えた電気制御機器の専門メーカーとして、端子台、表示機器を中心にユーザーからの厚い信頼を獲得している。
各種豊富にそろっている端子台の中で注力している製品のひとつが、耐環境端子台シリーズ。現在、耐熱性で材質に不飽和ポリエステル樹脂を使用した「TS-207B形」と同セラミックを使用した「TS-904/905形」、耐寒性で材質にフェノール樹脂を使用した「TSBシリーズ」などが完備。いずれも、高温、低温下で高い環境特性を発揮する。
「TS-207B形」と「TS-904/905形」は、一般的な端子台の使用耐熱周囲温度がマイナス15℃~プラス60℃ぐらいであるのに対し、マイナス10℃~プラス150℃と非常に広範囲となっており、ボイラー機器など高温環境下での使用に適している。特に、不飽和ポリエステル樹脂製は、セラミック製に比べ、取り扱いや設置作業が容易。
一方、入出力点数16点の省配線ターミナル「WS-TD16MC形」は、接続デバイスの入力/出力、および端子台間の通信によるマスター/スレーブなどに1機種で対応でき、機種選定や在庫管理の手間を軽減できる。