富士電機は、データ収集から解析までをワンパッケージで提供するシステムソリューション「OnePackEdge」を8月23日に発売した。
新製品は、同社の計測制御機器・センサ等を組み合わせた計測制御システムの実績を生かし、データ収集端末と解析ソフトを適用したシステムソリューション。設備の不具合や不良品発生などの要因解析を通して「止まらない設備」の実現に貢献する。
従来は、データの収集は設備ごとに個別の端末で行われることが一般的であり、データの入力方法や形式はまちまちという状態だった。新製品は、生産設備のセンサやCNC、PLCなどから温度・振動・圧力、稼働・品質情報などの各種データを独自のデータ収集端末で一括収集が可能。多様な設備に対応しているため、あらゆるデータを統一した形式で収集することができる。
さらに、MSPCを適用した独自のソフトウエアで、設備異常や不良発生の要因解析も行える。データ収集端末と連携することで、稼働中の設備・製品データと、前もって取得していた正常時のデータとの「ズレ」から異常の予兆を検知し、不具合が生じる前に対策を講じることが可能となる。