横河計測(東京都武蔵野市)は、同社の光通信関連機器用マルチアプリケーションテストシステム「AQ2200シリーズ」の新ラインアップとして、高確度で高安定に光パワーを測定する光センサヘッド「AQ2200-242」を8月31日に発売した。
需要が年々増加している光通信ネットワークに必要な光トランシーバの生産ラインは、試験の効率化のため、作業者の手元に光センサを配置する空間光の手元測定や、I-L特性の高速測定が求められており、データセンター内においては、安価でかつ高速化が可能な短波長帯光通信が多く使用されている。
新製品は、光トランシーバや光ファイバなど、光部品の生産ラインにおける試験・検査システムに最適な光センサ。シンプルな光学系、受光素子の恒温制御などにより環境依存度を抑え、パワー測定時の不確かさ性能は業界最高クラスのプラスマイナス2.5%。光パワーの校正用基準器としても使用ができる。
また、400~1100ナノメートルの波長の光パワー校正が可能で、短波長帯光通信で使用される光トランシーバなどの生産ラインでの試験・検査に対応。5.8×5.8ミリメートルの受光素子を搭載し、手元での空間光の測定を可能にする。