アズビル スマート・デバイス・ゲートウェイ開発、IoT化促進に貢献

短時間でネットワーク化実現

アズビルは、各種製造装置に組み込まれた制御デバイスの情報連携を通信プログラムレスで実現するスマート・デバイス・ゲートウェイ「形NX-SVG」を、9月11日から販売開始した。

新製品は、通信プログラムの開発工数と時間を削減することで装置メーカーの課題解決を図るもの。

産業用イーサネットであるEthernet/IP、Profinet、EtherCATといった主要ネットワーク間の通信を、転送先レジスタと転送元レジスタを指定するだけの簡単設定で、完全プログラムレスで実現できる。

また、設置場所を選ばないコンパクトサイズに、 LAN×2ポート、RS485×2ポートの計4ポートを標準装備しており、 イーサネットには128台、RS485には62台までの機器を接続可能となっている。

 

さらに、ファナックや三菱電機のCNCともイーサネットでデータ交換可能なため、CNCがデータ収集困難なデバイスからのデータ収集もでき、製造現場のIoT化推進に貢献する。

IoTを活用した製造効率化への取り組みが強まる中で、これらに対応できるエンジニアの人員が限られていることから、同社では従来機器やネットワーク構成を変更せず、装置をIoT化したいという装置メーカーのニーズに応えるために、EthernetやRS485シリアル通信で、各社のPLCやFAデバイスの通信プロトコルをサポートしながらも、従来の制御機器で行っていた個別機器の通信対応をしないで装置のIoT化を支援できるデバイス・ゲートウェイを開発したもの。

通信プログラムや通信の詳細な知識は必要ないことから短時間でのネットワーク化が実現できる。

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