ラズベリーパイの国内総代理店であるアールエスコンポーネンツ(横浜市保土ヶ谷区)は、「Raspberry Pi PoE HAT」の国内販売を9月4日から開始した。
同製品は、ラズベリーパイ最新モデル(Raspberry Pi 3 Model B+)用のPoE用拡張ボードで、ACアダプタを使わなくてもイーサネットケーブルを通じてラズベリーパイへの電力供給が可能。
ラズベリーパイは名刺サイズのシングルボードコンピュータで、昨今はIoTセンサモジュール、製造ライン監視、デジタルサイネージなど、業務用途の利用がグローバルで拡大している。高所や屋外などコンセントから離れた場所へ設置して電源用コンセントを増設する場合は、電気工事を業者へ依頼する必要がある。
今回販売開始した製品は、一般的なイーサネットケーブルで約50メートル、延長機器を利用すれば数百メートル先のラズベリーパイに電力供給ができ、電気工事を行わなくても自由にセンサ端末の設置ができる。
また、海外でラズベリーパイを使用する場合は、電圧やソケット形状を気にせずイーサネットケーブルだけで動作させることが可能。