日本航空電子工業は、車載情報通信機器間の高速伝送用コネクタ「MX68シリーズ」をこのほど発表した。
近年、自動車分野における情報通信機器の高性能化、車載マルチメディアの多機能化や搭載機器の増加により、通信情報量は大容量化をもたらし、コネクタにおいても高速伝送対応や搭載機器の増加に対応した省スペース化が求められている。
新製品は、速伝送に対応したインピーダンスマッチング設計を用い、LVDS/GVIFで映像信号を差動伝送する用途用の「MX68A」と、USB2.0信号に対応した「MX68B」をラインアップ。MX68Aは、4.8Gbpsクラス(条件による)に対応し、実装方法をスルーホールリフローにしたことにより、従来のホールドダウンタイプの同社製品との比較で実装面積を約26%削減した。
MX68Aはアングルピンヘッダ、ストレートピンヘッダ、ソケットハウジングを、MX68Bはアングルピンヘッダとソケットハウジングを用意。ソケットハウジングはケーブルハーネスとして販売し、コネクタ単品で提供はしない。使用温度範囲はマイナス40℃~プラス85℃。