ユーエイキャスター(東大阪市)は、安全でスムーズな物流を実現する「段差乗り越えキャスター」を開発した。
新製品は、物流現場における労働力不足や作業負担の軽減などを目的に開発され、業界初の約50ミリメートルの段差を乗り越える補助機能を搭載した新機構のキャスター。
仕組みは、キャスターの後輪が段差に当たり、後輪が押し返される力を前輪が路面を押す力に変換することで、段差をスムーズに乗り越えられるようになっている。
また、主輪と副輪が連動して動くリンクカム機構によって、作業負担の軽減、業務の効率化、安全な運搬による物流品質の向上を図ることができる。
段差のある場所ではぶつかった衝撃で荷物が落下したり、台車の前輪を手で持ち上げて腰に負担がかかることが多く、新製品では、それらを解決する。