ドイツのセンサメーカー、PEPPERL+FUCHSの日本法人ピーアンドエフは、光切断法と2Dビジョンセンサのユニークな組み合わせにより、複雑なワークの形状認識を可能にするパターン認識レーザーセンサ「SmartRunner(スマートランナー)」をリリースした。
「マッチャー(照合)」タイプと「ディテクター(検出)」タイプの2種類があり、ワーク表面の材質や色の影響を受けずに高精度な測定、検出が可能である。基準となるワークの輪郭をティーチングし、そのプロファイルを基に他のワークと照合を行う「マッチャー」タイプは、対象物の良、不良の検出、または次工程に進める際の正確な位置や形状を照合し、次工程の確実な作業や事故防止に貢献する。ロボットのグリッピング作業の正確性を保つこともできる。
また「ディテクター」タイプは、対象物とその背景の両方を測定し、そのわずかな偏差を検出するため、精密部品、電子部品等の微細なワークの高精度モニタリングを実現する。
両タイプともM12ケーブルコネクタの接続部分が回転するため、90度の角度調整が可能で取り付けも簡単。プロファイルが記憶された2Dコードをセンサに内蔵されたLEDカメラで読み取ることでもパラメータ設定ができるため、複数のセンサでもより早く簡単な導入作業を可能にする。