【日本国内】
▼旭ダイヤモンド工業
10月23日に千葉県と用地取得の売買契約を締結し、新工場(千葉県袖ヶ浦市)建設に着手する。生産品目は、千葉鶴舞工場と玉川工場から一部を移転する予定。
延床面積は約1万8000平方メートル、竣工は20年春の予定。建設費用は約70億円(工場建物など)。
▼セイコーエプソン
17年10月に建設計画を発表した広丘事業所(長野県塩尻市)イノベーションセンターB棟の起工式を、9月13日に行った。イノベーションセンターB棟は、1階を商業・産業用大型印刷機の試作・量産工場およびデジタル捺染のテストラボエリアとし、2~3階をオフィスエリアとする3階構造を予定。商業・産業印刷分野における研究開発力・生産技術を強化するとともに、関連部門をオフィスエリアに集約して業務の効率化を図る。
延床面積は約3万9500平方メートル、19年度末に竣工・稼働予定。投資金額は約160億円。
【海外】
▼三菱ケミカル
中国・四川省に新たに現地法人を設立し、機能性樹脂製品の工場を新設する。自動車内装表皮などに適したスラッシュ成形用PVCコンパウンドの生産を、2019年春に開始予定。
近年、中国では自動車向け機能性樹脂市場は堅調に拡大し、特にPVCコンパウンドは今後高い需要の伸びが期待されている。自動車向け部材などの製造拠点が集積する中国中西部に新たな拠点を設け、旺盛な需要の取り込みを狙う。また、将来的には、同様に需要の伸びが予想される食品、医療、光学分野向け製品の生産も検討していく予定。