保護カバー色をブルーに変更、定格電流も5Aアップ
サトーパーツ(東京都文京区)は、ネジ式パネル貫通・プリント基板実装端子台の新シリーズとして「ML-77A/77Bシリーズ」を9月から販売を開始した。
同社の中核機種「ML-41/51シリーズ」の定格アップと端子カバーの改良で省スペース化と省工数を実現している。
端子間ピッチ7.62ミリのML-77Aは定格電流を従来の10Aから15Aに、10.16ミリのML-77Bを同20から25Aにアップさせた。端子の沿面距離の工夫で5Aアップを実現したもので、より大電流用途での使用が可能になる。
また、配線端子部を保護するカバーの色を透明からブルーに変更するとともに、従来はカバーの両端を端子台にねじ止めしていたのを、カバー本体が端子台にワンタッチで取り付けできる保持構造にした。これにより、これまでカバー両端のねじ止め2極分が省スぺ-スになり、ねじ止め工数も削減できる。ワンタッチカバーにはスライドを防止する凹加工が設けられている。
しかも、ブルーカバーにしたことで、透明色カバーのように、床などと一体化することでの見えづらさが解消され、紛失などを防ぐことにもつながる。ブルーカバーは他の機種にも今後採用していく。さらに、より安全な背面絶縁壁がつき、両サイドのデザインもすっきりしている。
極数は、パネル貫通タイプは1~6、プリント基板タイプは2~8。UL/TUV規格取得。
同社では、ユーザー視点で改良することで、付加価値を高めた製品として拡販を進めていく方針。
なお、同シリーズは、10月3日から開催の「関西ものづくりワールド」の同社ブースで展示している。