OKIは9月21日、東京・有楽町の東京国際フォーラムで、製造業の現場向けセミナー「OKI Style セミナー2018 コネクテッド・インダストリーズで実現するモノづくり改革」を開催。メーカーの生産技術を中心に45人が参加した。
同社は現在、日本全国にある製造現場で効果が上がっている現場効率化のためのツールや手法などを「IoT活用工場ソリューション」として外部への販売に力を入れている。今回はその一環として、同社のスマート化の取り組みや具体的なサービスを紹介した。
まず可視化、見える化からスタートし、光ファイバーを使った温度・ひずみセンシング、プロジェクションマッピングで作業棚に動画やテキスト等を投影して作業指示を与えるプロジェクションアッセンブリシステム、ビーコンを使った人やモノの位置情報管理などを紹介。さらにAIを使った製造装置の異常予兆検知についても触れ、同社のスマート化ソリューションについて説明した。
また工場のIoT化に欠かせないネットワーク構築について、ネットワンパートナーズからネットワークインテグレータの重要性を解説。ネットワークを作る際、工場ならでは注意点などをを指摘した。さらにICTコンサルタントから、IoTで効果を上げるためには、IT側の基幹システムがきちんと構築されて使われている状態でないといけないという示唆もあった。