日本電気制御機器工業会(NECA、舩木俊之会長)は、「経営セミナー2018」を東京のコンベンションルームAP浜松町で9月21日開催した。
今回のセミナーでは、日鉄住金総研チーフエコノミストの北井義久氏が「どうなる?混迷を増す世界と日本経済」、元ソニー社長でジャパンイノベーションネットワーク理事の安藤国威氏が「イノベーションを通じた価値創造」と題してそれぞれ講演した。
北井氏は、リーマンショックから10年が経過した世界の経済状況を各種データから分析。「世界経済は2019年以降も景気拡大テンポは減速するものの成長を維持する。日本も企業収益の回復と人手不足などでそれなりにプラスになる」とした。
安藤氏はソニー時代の経験も交えながら「イノベーションスタートアップにおいて、インダストリ4.0の到来は、飛躍への最大のチャンスである。競争条件を変え、データの世紀になる」と強調した。