横河計測(東京都武蔵野市)は、電力基本確度がプラスマイナス0.03%という世界最高クラスの測定精度を有するプレシジョンパワーアナライザ「WT5000」を開発、10月11日から発売する。
産業界では、EV、PHV/PHEV、燃料電池車、太陽光発電や風力発電向けなどの再生可能エネルギー関連機器の開発が加速しているが、これらの装置や自動車のさらなる省電力化、高効率化を実現するには、わずかな改善効果を正確に評価するため、より高精度な電力測定器の需要が高まっている。
新製品は、電力基本確度がプラスマイナス0.03%、直流電力確度がプラスマイナス0.07%、低力率時の測定確度がプラスマイナス0.02%を実現。
さらに、1台で多数のポイントを同時に測定し、開発効率の向上を図りたいというニーズに応え、従来製品では最大4つだった同時測定可能なポイント数を、最大7入力可能とした。
また、入力部にモジュール形式を採用したことにより、必要に応じて入力エレメントの入れ替えや追加が可能となり、測定ポイント数を変更するための引取改造が不要となる。筐体は従来製品とほぼ同じ大きさのため、コスト削減と省スペース化を実現する。