横河電機は、計測自動制御学会(SICE)が主催する学会賞の「技術賞」を9月13日に受賞した。
技術賞は、前年12月までの5年間に公表された技術や業績のうち、SICEが関与する技術や産業の分野において、顕著な効果をもたらした技術的業績に対して贈られる賞。
今回の同社の受賞テーマは「アセット管理のIIoT基盤に対応した流量設定ツールの開発」。
流量演算設定ソフトウエア「FlowNavigator(フローナビゲーター)」を、最新のFDT規格であるFDT2.0に対応させることにより、Ethernet経由でスマートフォン等の端末を利用して、プラントのどの場所からも機器の状態を監視できるようにした。
また、OPC UAとの連携によりMES(製造実行システム)やERP(統合基幹業務システム)などへの統合も可能となった。これらにより、質量流量計測の分野で、産業用のIoT(IIoT)を構成するアセット管理ツールとしての基盤を整備したことが評価され受賞となった。