会員数200社突破
Edgecross(エッジクロス)コンソーシアムは、「Edgecross基本ソフトウエア」のデータモデル管理機能対応のバージョンアップを10月26日に行う。
データモデル管理機能は、インダストリー4.0で検討されている管理シェルと方向性を同じくするもの。これにより、エッジアプリケーション・ITシステムから生産現場データをより容易に扱え、生産現場の管理・保守を統一的に行うことが可能になる。
データモデル管理機能の主な特徴は、工場内にある製造ライン、装置といった生産設備やFA機器を生産設備モデルとして階層的に定義可能になり、運転情報、保守状態などの生産現場データに加え、各装置・機器に関連する資料(マニュアル情報、ヘルプ情報など)もモデルに紐づけた一元的な管理もできるようになる。
また、生産ラインに異常があれば、関連する設備の状況やマニュアル・ヘルプ等の対処方法をすぐに参照することができ、現場の保全作業を効率化でき、データモデル管理用の専用ツール(マネジメントシェルエクスプローラ)により、直感的に設定や操作が可能になってくる。
なお、このデータモデル管理機能を活用したデモを、10月16日から開催のCEATEC JAPANの会場で行う。
Edgecrossは、企業・産業の枠を超え、FAとITの協調を実現するオープンな日本発のエッジコンピューティング領域のソフトウエアプラットフォーム。
2017年11月にコンソーシアムを設立し、会員数は10月9日現在208社となっており、18年度には300社以上に増やす計画で取り組んでいる。