ファスニングツールの老舗メーカー、ベッセル(大阪市東成区)は、新しい静電気除去発電ガン「G-9」を、10月1日から販売開始した。
従来の静電気除去エアーガンは、別置きの高圧電源の設置、または電源コンセントが必要なため、ガンを操作するのにエアーホースと電源ケーブルの2本の線がついてまわり、電源ケーブルを引き回すため損傷や断線などの問題点があった。
新製品は、コンプレッサエアーを供給するだけで、電源ケーブルもコンセントも不要。エアータービンでモータを回転させて、イオン生成のための電力を発電する。広範囲に動きまわる大型成型品の除電除塵作業でも、エアーホースを延ばすだけで作業が行え、ケーブルとエアーホースが絡み合うこともなく、作業性の向上が見込まれる。