中央電子(東京都八王子市)は、「CECプライベート展2018」を同社営業センター(東京都八王子市)内に開設しているショールームで10月9~12日と15日に開催した。
同社の製品・技術をじっくり見て理解を深めてもらうために、招待者限定で開いており、今回で6回目。今年のテーマは「お客さまの課題可決と将来のための一歩先を行くテクノロジー」。招待者との打ち合わせを綿密に行ってもらうために今回は時間帯別に予約制にした。同社の製品ごとには担当者同士の理解が比較的深まっているが、会社全体としての理解を深めてもらおうと、取引先の経営者や事業部長クラスへの招待者を増やしている。
展示は、ラック関連では各種機能を一体化した新型インテリジェントキャビネット、新型静音ラック、ファン制御で内部温度の最適化を図った新エッジラック、カートでは医療用をFA現場用途に改良を加えた新製品を、セキュリティ関連では新開発の入退室管理システムや生体認証装置、環境監視装置関連ではLPWA対応接点監視装置、計測・制御ではつながる工場に向けたEtherCATのスレーブマスタやマルチゲートウェイなどを披露。
IoTへの現場レベルへの投資が増えるなかで、ネットワーク関連の展示が多く、特にトップレベルの出荷実績を有するEtherCAT関連では、オープン化に対応した取り組みが注目を集めた。特設ゾーンでは新規技術開発に向けたAIや高周波技術、3D計測技術などの事例が紹介された。
なお、13日の土曜日には同社社員の家族を対象に、職場見学も兼ねた展示会を実施した。