ブラザー工業は、コンパクトマシニングセンタ「SPEEDIO(スピーディオ)」の新製品「S300X2」「S500X2」「S700X2」の3機種を11月1日から発売する。
新製品は、クラス最大級のZ軸加速度と低慣性主軸サーボモーターの採用により、サイクルタイムをさらに削減。部品1個あたりの加工時間を、従来比で約3%短縮し、短時間で高精度なタップ加工、主軸の起動・停止時間の速さ、Z軸の速度アップによる工具交換時間の短縮を実現する。工具交換と同時にXY軸・付加軸の位置決めを行うことにより、非切削時間の削減も行える。
また、解析技術データの積み重ねをもとに採用された機械構造により、剛性が向上。そのほか、高出力の主軸モーター、独自の3次元加工制御による高速3次元加工、山形テレスコカバー採用による切粉排出性の改善、サイクロンフィルター付きタンク(オプション)の新設、主軸工具検出機能の搭載などが特徴となっている。