横河計測は、周波数200MHz、350MHz、500MHz帯域のミックスドシグナルオシロスコープ「DLM3000」シリーズを10月30日に発売した。
新製品は、2チャネルと4チャネルモデルをラインアップし、両モデルとも全チャネル同時に測定した場合でも、最高サンプリングレートは従来製品比2倍の2.5G/秒に向上。残留ノイズは従来製品比50%低減。測定感度調整レンジは最小500μVの微小入力レンジで、最大入力電圧は300Vrmsへと拡大し、幅広い電圧の信号波形をより正確に観測できる。
PCにデータを転送する際には、高速・長時間測定により大容量となるデータを、USB3.0規格を採用し、データ保存にかかる時間の短縮を実現する。また、タッチパネル採用で、スマートフォンのように分かりやすい操作性となった。
さらに、EVやADASの開発スピードを向上させる車載LAN規格のCAN FDとCXPI対応のトリガ機能を追加し、波形データと信号解析結果の関係をひと目で確認が可能。ミックスドシグナルオシロスコープのミドルレンジクラスで最長級となる500Mポイントのアクイジションメモリの搭載や、内蔵ストレージとして60GBのSSDの搭載も可能。