2018年グッドファクトリー賞 NEC、オークマなど受賞

日本能率協会は、製造業の生産性や品質の向上、改善活動に成果をあげた日本とアジアの工場を表彰する「2018年度GOODFACTORY賞」を決定した。

ものづくりプロセス革新賞は、NECとオークマ、コマツが受賞。NECプラットフォームズ掛川事務所(静岡県)は、ものづくり改革と徹底した見える化、全員参加型の経営革新活動が評価された。

オークマ本社DS2部品工場(愛知県)は、約4000点の部品製造のマスカスタマイズに対応するための自動化・無人化工場の実現、新工場立ち上げから改善活動まで各部門の連携と最適化が評価された。

コマツ大阪工場・生産技術開発センタ(大阪府)は、大阪工場がグローバルマザー工場として機能し、改善事例を集約する情報ハブとなり、多岐にわたる現場の改善や活性化に役だっていることと、人材育成機能として大きな役割を果たしていることが良しとされた。

 

ファクトリーマネジメント賞は東レとブラザー工業が受賞。ポリエステルフィルムの製造・販売を行う東レPFR Film Factory(マレーシア)は、全社一体での高付加価値品への転換、現地工場のオリジナル改善活動の推進、計画的な人材育成で各地域のスタッフの自立化が認められた。

ブラザー工業の兄弟機械(中国・西安)では、現地スタッフの積極的な育成と自立化、人材育成と改善の一体運営、コミュニケーション力による活動活性化、西安独自の「グローバル憲章」理解とその浸透法、工場文化が評価された。

次回は11月から応募を開始し、19年8月に受賞を決定する予定。

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