イグス(東京都墨田区)は、キャリッジをレールから取り外すことなく付け替えできる、ドライリンWリニアガイド用の交換用ハウジングベアリングを開発した。
リニアガイドレールに装備された無潤滑樹脂製スライド部を交換する際には、従来はリニアキャリッジ全体をレールから取り外す必要があり、歯付ベルト付きのアクチュエータや多軸リニアロボットの場合、大がかりな解体作業や機械休止につながっていた。
新製品は、過酷な環境下でもスライド部の交換が容易にできる新しいハウジングベアリング。
リニアキャリッジのサイドカバーを通常のドライバーで外し、付属の治具を使用してスライド部をキャリッジから押し出し、新しいスライド部をレールにはめ込み治具でキャリッジ内にセット。最後にサイドカバーを取り付けれるだけの簡単手順となっている。レールを損傷させることなく、直接装置上で交換ができる。