安川電機は、前腕の回内・回外運動のリハビリに特化した装置の臨床研究機を開発した。
同研究機は、電気・振動刺激を併用しながら、前腕の運動をサポートする装置で、リハビリを受ける人に合わせて訓練モード、可動域(訓練角度)を設定し、適切な反復訓練を行うことができる。
使用する人に合わせて、物をつかむ、ネジを緩める動作などから、食べ物を口に運ぶ、ネジを締める動作、そしてうちわであおぐ、ドアノブを回す動作など、3つの訓練モードが選択できる。装置は、タッチパネルや高さ調整機構などを搭載したシンプルで取り扱いが簡単な構成。
今後は、実用化と普及に向けた臨床研究を実施し、2019年に販売開始予定。