日本モレックス(神奈川県大和市)は、複数ヘッダーが連結可能(スタッカブル)な「SLモジュラーコネクターシステム」の電線対基板用ヘッダー製品を発売した。
SLモジュラーコネクターシステムは、必要な極数に合わせたスタッカブル設計で、TPA(ターミナル位置固定機構)やCPA(コネクター位置固定機構)の採用により、過酷な振動環境での端子の脱落や、電線対基板嵌合面の外れを防止するコネクターシステム。
従来の電線対電線用に加えて、新たに追加された電線対基板用ヘッダーは、極数3~12極のストレート型と、2~25極および2~12極のライトアングル型を用意。
ハウジングの素材は、高耐熱性液晶ポリマー(LCP)を使用しているため、リフロープロセスによる実装にも対応する。端子に2つの独立した接点を設けており、冗長性を備えた2次電流経路を提供。
端子のピッチは2.54ミリで、幅広い設計ニーズに対応が可能。
同コネクターは、コンピュータ周辺機器やコピー機、空調設備、モデムプリンター、スキャナー、エアバックセンサー、サウンドシステム、ステアリングコントロール、ポータブル医療機器用パネルディスプレイなどに適している。