IDECは、11月21日から東京センサ製品の国内販売を開始した。同社は2018年7月に、テープスイッチの専業メーカーである東京センサの株式を取得してグループ会社化した。
東京センサは、長さを自由に変えられるテープスイッチや、その応用製品の専用外被をかぶせて検知対象物への保護機能を持たせたエッジスイッチ、クッション性を持った接触・衝突検知用のバンパースイッチ、マット状にセンサを配置したマットスイッチなどを製造販売し、安全と防犯を求めるユーザーに提供。
自社開発の強みを生かして、カスタマイズ化の要求に対しても、柔軟かつタイムリーな対応でシェアを拡大している。
IDECは、機械安全用の安全スイッチやセーフティライトカーテンをはじめ、イネーブルスイッチ、セーフティレーザースキャナなど、安全関連機器の総合メーカーとして品ぞろえしている。
今回、東京センサ製品を加えることで安全機器ソリューションのラインアップ拡充が図れることになり、HMI事業のさらなる強化につながる。23年3月期には、東京センサ製品の売上高10億円を目指す。
発売する製品は、ベルトコンベヤやリフター、医療現場などで活用するテープスイッチ、無人搬送車や工作機械などに適用するエッジスイッチ、接触・衝突検知用のバンパースイッチ、生産ラインや輪転機などに適したマットスイッチなど。