台湾・Moxaとトレンドマイクロは11月15日、合弁会社「TXOne Networks」の設立に合意した。
スマートファクトリー、スマートシティ、スマートエネルギーなどの産業用IoTを保護することを目的とし、株式の過半数をトレンドマイクログループが所有する。
トレンドマイクログループは、データセンタからデバイスまで、エコシステム全体のセキュリティを確保するために多方面から取り組んでおり、Moxaは30年培った産業ネットワークとプロトコルに関する専門性を有している。
TXOne Networksは、両社の強みを結集し、デバイスとプロトコルの両面で可視化を実現する統合ソリューションが必要なスマート工場をはじめ、産業界のセキュリティニーズに対応する。
両社の強みを組み合わせることで、これまで不明瞭だったITとOTの間の複数の層におけるセキュリティに関する責任の所在を明瞭にしていく。
今後は、セキュリティゲートウェイ、エンドポイントエージェント、ネットワークセグメンテーションを構築し、運用技術と機器の安全性確保や制御、監視を実現。ITレイヤに近い保護に焦点を当てたソリューションではなく、OT層に最も近い専門性をもち、産業制御システムの世界を保護するとしている。