フエニックス・コンタクト(横浜市港北区)は、オープン制御プラットフォームであるPLCnext Technologyを搭載した高性能コントローラ「RFC 4072 S」を、2018年12月10日から国内販売を開始する。同プラットフォーム搭載製品は、昨年発売した「AXC F 2152」に続く第2弾となる。
PLCnext Technologyは、同社が開発した新しい技術で、PLCの信頼性、堅牢性およびスマートフォンのようなオープン性、柔軟性を併せ持つ、IoT時代の制御プラットフォーム。
enhanced development(異なる開発環境を使って協調したアプリケーション開発)、enhanced performance(C++、C#、MATLAB/Simulinkを含む複数の言語で書かれたプログラムのリアルタイム同期実行)、enhanced freedom(オープンソースやAppを組み合わせて短期間でのアプリケーション開発)、enhanced connectivity(未知のプロトコルにも対応可能な通信のオープン性を持ち、クラウド接続も容易)、enhanced convenience(お気に入りのプログラミング言語とツールで開発)などの機能を備えている。
新製品の「RFC 4072 S」は、PLCnextコントローラの特徴である、汎用高級言語を含む多言語プログラム間の同期リアルタイム実行や、オープンソースソフトウエアの実行ができる。
また、TPMを搭載しセキュリティ性を確保しており、SIL3、PLeを達成するセーフティプログラムの冗長実行が可能。
さらに、CPUにはIntel Core i5デュアルコアプロセッサ搭載して高速処理を可能にするとともに、PROFINET、PROFIsafe、OPC UAなどの通信ネットワークにも対応している。